HOME >> 環境保全活動への取り組み >> 水俣から世界に

環境保全活動への取り組み 水俣から世界に
4.水俣から世界に

 水俣病の経験、それを踏まえて得た貴重な教訓、そして、環境に関する様々な取り組み。これらをリアルタイムで、世界に発信することは、水俣の使命だと考えます。
 水俣は環境面で、積極的に国際貢献を展開します。
(1)環境水俣賞

 水俣市は、世界に類例を見ない産業公害である水俣病の経験を後世に伝え、教訓として生かすとともに、地球規模で生じる環境問題の解決に貢献していこうと考えます。
 そこで、国内及び東南アジア・東アジアにおける環境保全、再生、創造に関する活動や研究を顕彰・支援し、交流することを目的として、1992年に「環境水俣賞」を創設しました。
 これまでに20団体6個人が、この賞を受賞しました。


(2)インターネットによる情報発信

 水俣病の教訓を世界に発信することによって、今後各地で起こりうる産業公害を未然に防ぎ、水俣病を克服し再生に努める水俣の現在の姿を、リアルタイムで伝えることを目的として、本市は、1997年3月にホームページを開設しました。
 現在、本市のホームページは「水俣市の概要」、「環境への取り組み」「暮らしの情報」、「水俣元気村づくり」「企業誘致エコタウンへの取り組み」などがあり、これまで延べ約23万人が、インターネットで本市のホームページにアクセスしています。

水俣市ホームページアドレス http://www.minamatacity.jp/


(3)環境国際協力

 水俣市では、これまで海外から多くの視察研修を受け入れたり、また、アジア各国においてセミナーや講演会を開催するなど、環境面で積極的に国際協力活動を進めてきました。
 1999年5月には、本市の代表団30人が北京大学を訪れ、市長が水俣病の経験と教訓を伝え、急速な経済発展の陰で深刻化する、中国の環境破壊に歯止めをかけるべく、産業と環境の両立について講演しました。
 さらに、2001年5月にも本市の代表団約500人が再度中国を訪れ、水俣病展や南京大学での市長講演等を行いました。
 また、2000年11月からは、毎年JICA(国際協力機構)の研修コース「地方自治体による環境再生・保全コース(水俣病の経験と教訓)」を市内において実施し、これまで4年間の累計で延べ8ヶ国・36名の研修生が、約1ヶ月にわたり、住民と行政が協働して行う様々な環境への取り組みについて学んでいます。
 現在、環境面での国際協力は、世界的に重要な課題であり、その需要はますます増加すると思われます。今後は、内外の自治体とも連携を図りながら本市のもつ様々なノウハウをさらに世界各国に広げていくような取り組みが必要です。

外国人と地区との交流視察の様子
外国人と地区との交流視察の様子
JICA研修の様子
JICA研修の様子


(4)環境に関する会議の開催

第8回環境自治体会議「水俣会議」  世界の各地で進行する環境破壊を一刻も早く食い止めるため、環境に関する情報と警告を発信することは、水俣市の義務であり、使命であると考えます。
 また、環境モデル都市を目指し、様々な取り組みを実践する、現在の水俣の生の姿を多くの人たちに見てもらうためにも、環境に関する会議を誘致し、開催します。

第8回環境自治体会議「水俣会議」
(2000年5月24日〜26日)

 「21世紀への伝言」をメインテーマに、本市の取り組みを紹介する基調報告「環境モデル都市づくりへの挑戦」や、環境産業の創出、住民参加と協働のまちづくり、環境自治体づくり、資源とエネルギー、環境教育、中産間地域の振興と地域連携、地域確認と生活創造などの分科会等があり、全国から約1,000人の参加がありました。

第6回水銀国際会議
(正式名称:地球環境汚染物質としての水銀に関する国際会議)

 (2001年10月15日〜19日)
 水俣病という水銀汚染を経験した本市で、各分野のさまざまな水銀研究者が集う世界最大規模の学術会議が開催されました。
 市は、環境庁・県・国立水俣病総合研究センターとともに事務局を担い、水俣会議での発表演題分野やスケジュールの決定、分科会場や宿泊施設の確保、通訳ボランティアの養成など、受入体制を整えました。また、出席者が参加できる水俣病関連施設の見学や文化体験等の関連行事を企画し、出席者に喜ばれました。
 さらに、多くの市民がこの会議に関心を持って協力し、様々な場面で活躍し、出席者から賞賛の言葉を頂きました。
会議には、41カ国から433人の参加があり、成功裡に終了しました。

全大会
全大会
分科会
分科会
ごみ分別の実践
ごみ分別の実践

こども国連環境会議九州大会 in Minamata 2002
 (2002年8月22日〜24日)
 水俣市とこども国連環境会議推進協会の主催で開催された本大会には、九州内の小・中・高校生約200名が参加しました。
 流域沿いに街並みが形成されている「水俣」のフィールドを使って「水」をメインテーマに、水俣川の上流・中流・下流・海の4班に分かれ、環境の大切さをこどもたちに学んでもらいました。

開会式
開会式
フィールドツアー
フィールドツアー
語り部の講話
語り部の講話